最近
FRPグレーチングという建築素材を、住宅でも見かけるようになりまし

た。

元々、
グレーチングとは、道路の側溝や工場内の排水溝の蓋として使われているものです。材質はスチール製で格子状ですがかなり重量があり、排水幅の規格サイズで建築材料としてはあまり使われるものではありませんでした。最近
FRP(ガラス繊維強化プラスチック)で作られるようになり、軽く、サイズも建築材用としての汎用性も高まりました。
記事に書いたような2階にリビングがあるプランの場合、広いバルコニーを確保して、屋外生活を楽しむようにしたいとバルコニーの奥行きを深くすると、下の階の部屋が暗くなります。そんなときに
FRPグレーチングを使うと、風と光を通すので、下の部屋が暗くならずにすみます。(ただし基準法上の採光距離は別途確保する必要があります。)強度もかなりあるので、バルコニーの床に使っても問題はありません。格子のグリット寸法と奥行きがほぼ等しいので正面は素通しで空間の広がりを与えつつ斜め横には目隠しとしての役割も果たす事から
空間パーテイションとしても使用されます。メーカー参照↓
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